君の血と僕
「正直に言うとね、
 
 君を好きになってから、

 君以外の人間の血を吸うなんて、

 考えられなくて。

 我慢してたんだ。

 最初は大丈夫だったんだ。

 でも、

 やっぱり足りなくなるんだね。

 僕にとっての必要な栄養は、

 誰かの血からでしか取れないみたいなんだ。」

「うん。そっか。」

彼女を抱き寄せた。

キスをした。

それから首に歯を押し当てた。

「ん・・・。」

彼女の首の血を吸う。

うまい。

うますぎて。

やばい。

止まらない。
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