ヒロインになりたくて
その言葉で私は顔を上げた。




ぶつかる視線。




どうしてそんな顔をしてるの?



傷つける?嫌いになる?私が寛巳くんのこと?




こんな私を好きだと言ってくれる寛巳くんを嫌いになるわけないよ。




私はそっと目を閉じる。




その瞬間、甘く温かいキスが降ってきた。
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