[中] 0o 面影 o0

─日曜日─
駅に時間よりちょっと早めについた。
壁にもたれて、沙希を待つ。

まだかな...俺が早すぎたのか;;

「ゴメン、待った??」

待ち合わせ時間の3分前。
背後から、聞き慣れた愛しい人の声がした。
振り返ったそこには...

ゆるく巻かれた髪に、初めて見る私服。
ドキッとした。

「...今、来たとこ。」

自然に出来てるかな。
よくわからんけど...これが好きっていう気持ちなんだろな。

この気持ちを隠そうとするとどうしてもそっけなくなってしまう。


...見事に“お約束”になったけど、気にしない(笑)
< 5 / 21 >

この作品をシェア

pagetop