『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
⑫何も知らないくせに
仕事以外の事は
何も話さないまま

時間が過ぎて

若先生からの笑顔を
向けられる事がないまま


帰る時間になっていた。



「お疲れ様です」



「お疲れ様」



若先生は、香奈と林が外へ出ると
クリニックのドアを閉めて

鍵をかけた。



「まだ、仕事かしら?」
林さんは、クリニックの方を
振り返って言った。


「大変ですね」



「ねえ、香奈ちゃん、先生となんか
あったの?」



「え?」


「様子が変だからさー二人とも。

元気もないし」

林さんは心配そうに
香奈の肩に手をおいた。





< 117 / 152 >

この作品をシェア

pagetop