湖都子のポエム

せつない…恋心


今、キミは何してるんだろう?
最初のうちは、期待してた
また会えるんじゃないかって
でも、会えるわけなかった
俺のことなんて、何とも思ってないんだから

あきらめなきゃ…いけないのか?
諦めようとすると…キミの笑顔が浮かんでくる
頭から消えないんだ…
今も…

離れたら、忘れられる?
忘れさせてくれない
諦めさせてくれない
どんどん心の中に入ってくるんだ
あの時の笑顔で…

あの日が今までの中で一番幸せだった…かも
と、思うくらいに
楽しかった思い出が頭に浮かぶんだ

また会いたいよ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2カ月前のクリスマスの時
愛梨に出会った蓮
あの時のトキメキ…
あの時の笑顔…
今も…忘れられない

慎といればまた会えると思っていたのに
慎、冬司、梨花だけが
慎の元バンドに戻って
愛梨だけがいなくなった…

冬司と梨花に聞いたら
愛梨と喧嘩したみたいで…
2人とも、ずっと元気がないんだ

慎と二人で愛梨の学校に行ってみた
愛梨が出てくるのを待ってた
女達がキャーキャー群がってくる
うざい…

愛梨が美佳と歩いてきた
俺たちに気づいたはずなのに…
何事もなかったかのように
脇をすり抜けていった

お前のこと、待ってたのに、無視…って
ムカつく
うるさい女達を追い払って
2人を追いかけた

蓮「おい、なんで無視してんだ」
きょとんとする愛梨
愛梨「え?私達をまってたの?」
蓮「お前達しか、知ってるヤツいないし」
愛梨「あ、あの…なんで?」
蓮「梨花ちゃんとなんかあった?」
愛梨「あ、梨花のことか…
色々迷惑かけちゃって、嫌われちやったんだ」
辛そうに、今にも泣きそうに言った
いや、ポロポロと泣き始めた
美佳「梨花ちゃんとのこと…もう、聞かないでれる?」
泣いてる愛梨を美佳が連れていってしまった

梨花ちゃんと愛梨の間でなにがあったのか?
ぼーぜんと、立ち尽くす蓮と慎

梨花ちゃんのことを口実に会いに行った蓮
慎「あの二人…何があったんだろう?
蓮、愛ちゃんに会いたかっただけなんだろ?」
幼なじみの慎には、バレバレだったようだ
蓮「ばれてた?」
慎「お前が女の子に笑顔で話しかけたの
あのクリスマスの時、初めてみたからなー」
蓮「あの子見ると、自然に笑顔になるんだ」
慎「女嫌い…だと思っていたから、びっくりだった」
蓮「今も…女は嫌い…だけど、あの子の笑顔が頭から消えないんだ…」
慎「お前から、そんなこと聞く日がくるとは」
蓮「女なんて、全部同じに見えてたからなー」
慎「でも、泣かせちゃたし、最悪な状況だな」
蓮「また会いたかっただけなのに…」
慎「泣かせてごめん…って、メールしとくわ」

愛梨から、返事がきた
『二人にも、迷惑かけちゃってごめんね…』

もう一度、メール
『泣かせちゃったお詫びに、今度ケーキでも食べに行こう』それとなく誘ってみるが

『もう私のことは気にしないで…』
誘いにはのってくれなかった

これで終わり…なのか?
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