湖都子のポエム

もう、後悔はしたくないから


ごめん…
何もわかってなかった

自分のことしか考えてなかった
また迷惑かけてたんだね
もう誰にも迷惑かけたくなかったのに

何もできなかった
何もしなかった

私は何を見逃してたんだろう?
私は何を求めていたんだろう?

もう、後悔はしたくないから
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この間の蓮達とのことが噂になってた

クラスメートの紫織ちやんと話した
「共通の知り合いがいるんだけど、喧嘩してしまったから、心配しくれたのに、泣いてしまって…」
「そっかー、そのあとのことは知ってる?」
ふるふると首をふる愛梨
「噂で聞いたんだけど、その話は口実で本当は…美佳ちゃんに会いに来ただけって、言ってたみたいなんだよ。愛梨が泣いてしまったから、言えなかったみたい」
「どういうこと?」
「詳しくはわからないんだけど、あの時のかっこよかった人、クリスマスに会った時、美佳ちゃんに一目惚れしたらしいよ」
「私が泣かなければ…」
「わざわざありがとう、連絡してみる」
「うん、そのほうがいいね」

慎に電話してみた
「噂で聞いたんだけど、この間きたのって、蓮君が一目惚れして、会う機会がないから、梨花のことを口実に会いに来たって、本当?」
「えっ、噂に…なってたのか…」
「私も、今聞いたところなんだけど…」
「本当なんだ」
「そっかー、それなら二人で会って話した方がいいかな?」
「それでいいの?」
「明日なら大丈夫だけど…」
「駅で12時に待ち合わせて、駅前の喫茶店でいいかな?」
「わかった」

愛梨は、勘違いしたまま…
蓮と美佳が二人で会うことになってしまった

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