湖都子のポエム

何が幸せ?


あなたと一緒にいたら…
きっと…
幸せになれるんだって思っていた

でも、違うんだね
頭から氷水を浴びせられた気がした

ヘコむ
家柄とか、親の仕事とか…
そういうもので
はかりにかけられるとか
考えたこともなかった

しかたないって思った
私には何もないのだから
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春人と別れてから
夏弥の優しさに甘えていた

春人に振られて元気ないからだってわかってる
夏弥の優しさに…
甘えていた…

でも、そんな中途半端な想いは…
届くはずもなく…

お客さんがきた
夏弥の父親だった
夏弥父「うちの子と付き合ってるのか?」
愛里「つきあってません」
夏弥父「なら、つきまとうのは、やめてくれ」
そんな…つきまとってなんて…
愛里「そんなことしてません」
夏弥父「家柄も、格も、あなたとではつりあわないんですよ。父親もいないようだし」
………
私だけでなく、ママも嫌そうな顔をしている
なんでこんなこと言われないといけないの…
夏弥父「もう、夏弥には会わないで」

これが現実なんだ
私のことを言われるのはいいけど家族のことを言われるのは、我慢できない

夏弥に連絡した
「もう、会わない」と…
「急にどうしたの?なんかあった?」
「やっぱりハルくんのこと忘れられないから」
返事はこなかった

これでいいんだよね…

夏弥の父親が帰る時
愛里母が「あとで後悔しても知りませんよ。大切なのは子供の気持ちなんじゃないですか?」
「そんなのは、一時的なもの…すぐに気付きます」






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