湖都子のポエム

閉じ込めた気持ち、新たな出会い

いつものように、いつも通り
いつもと同じ風景
だけど、いつもと同じに感じられない

もう、あの時に戻れないんだね

苦しいよ…
帰りたいよ…
あの時に…
でも、無理なんだね…

1人でいじけてた
でも、私は1人じゃないんだね
誰にも傷ついてほしくないから
幸せになってほしいから
思い出と一緒に気持ちを閉じ込めた

落ち込んでなんかいられないね

キラキラ光る星みたいに
胸の中に
ピンクの優しいハートが溢れる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2人と話すこともなく
雑誌をパラパラ

知らない子から、呼び出された
綺麗な人…
ビクッとしながらついていった

「いきなり、ごめんね
私は由佳
昨日はお菓子ありがとう」

「あっ、たく先輩のバンドの人…?」

「そう、メンバーの彼女だけど、
昨日、一緒にいたの」

「で、ここからが本題なんだけど
梨華ちゃんと、昨日話したの
美佳ちゃん達のこととかね」

ハッとした…
昨日、梨華が先輩に会いに行ったのは
先輩に相談しに行ったんだね

「クラスに居づらいんじゃない?」

うっ…頷くしかできなかった

「やっぱりね
クラス離れてるから、
ずっと一緒にいられないけど、
お昼一緒に食べない?」

「えっ、なんで?」

「あっ、バンドのメンバーも一緒だけど、
大丈夫だよね?
私より、拓はもっと心配してたし…
一緒にいれば安心だし」

「また、先輩に迷惑かけちゃった」

「心配してるけど、迷惑じゃないからね
ああ見えて、友達思いなんだよ」

「迷惑じゃないなら、よろしくお願いします」

「あっ、またお菓子作ってくれたら、嬉しい」

「はい、持ってきます」


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