恋愛日記
無理なお願いであることは分かっている。
それでも、今すぐに入院なんてそんな事出来ない。
私の言葉に驚いた顔をしたのは医者だけではなった。
「何言ってるのよ!
そんな危険なこと……」
母がそう言う。
「お願いします」
私が強く頼みこみ、事情を話して説得すると医者は言った。
「本当はそういうのは極力避けたい。
だが、気持ちはわかる。
君と同じ病気で、今までの患者さんのケースをみると
いきなり病状が悪化するようなことはないから
特別認めます。
ただし、条件がある。」
私は少しホッとした。