恋愛日記


キラキラと光る指輪。


それを見て、私の目から涙があふれ出した。


彼が一生懸命働いて買ってくれた指輪

それを不本意だったとしても、突き返してしまった自分いたのは事実で

もう戻ってくることはないって思ってた。


「もう一度、付けてくれるか?」


それなのに、そうやって言ってくれる彼に

私はぽろぽろと涙を流しながら頷いた。


また、この指輪を付けることが出来るんだ。

彼との誓いの指輪を。

手を差し出すと彼がすっと私の指にはめてくれる。


戻って来た指輪が私の指で光っているのを見て

また、涙をこぼした。


< 337 / 343 >

この作品をシェア

pagetop