恋愛日記


そう否定するも


「照れたんだな、俺様が褒めてやったから」

なんて、自意識過剰なことを言う。


「はぁ?何言ってんの?

そんなんで照れるなんてあり得ないから」

そう言って反抗しても、顔の火照りが取れていないため無意味だった


「あ、そうだ」

そう言った彼は少し声のボリュームをおとして

「今日の放課後さ、体育館裏来いよ」

そう言った。

今日の放課後、空いてるか?

じゃない所が彼らしい。

私はこくりと頷き、放課後になるのを待った。




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