理想の男~Magic of Love~

「幸せを願おうと思ってた」

浩治と距離を置いて、2週間が経った。

藤とのあの出来事から、15日が経った。

浩治からは電話もなければメールもない、もちろん彼が会いにくることもなかった。

当たり前だ。

私から距離を置きたいって言ったからだ。

そのうえ、警察を呼ぶと脅したからだ。

それでも…2週間経っても、15日経っても、私の頭と心を支配するものは消えなかった。

「――藤…」

頭と心を支配している、彼の名前を呟いた。

消えて欲しい。

忘れたい。

もう、離して――。
< 113 / 270 >

この作品をシェア

pagetop