lovelove♡story 2

18〜五十嵐side〜



次の日。
早速放課後に文化祭実行委員の集まりがあった。

花田と2人で階段を上がって会議室に向かう。

隣をせかせかと忙しそうに歩いていく吹奏楽部の人たち。
「そっかー、文化祭だから、吹奏楽部は忙しそうだねー」

なんて花田がニコニコと話していた。

その時。

一瞬の出来事だった。
俺らのすぐ斜め上から楽器を持って降りてきていた部員に階段を駆け下りてきた生徒がぶつかり、その衝撃で部員は楽器を落とし、本人も前のめりになる。

俺はとっさに吹奏楽部員の身体を支えた。
彼女はなんとか転げ落ちずにすんだ。
「ありがとうございます!」

お礼を言われる。

俺はほっと一息ついて階段の下をみた。

楽器を抱えた花田がうずくまっている。

俺が助けた部員が花田に駆け寄る。
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