極上☆ラブパワー
「おはようございます、社長」
店内を歩けば、従業員が皆整列して僕に頭を下げる
いつもの風景、見慣れたものだ
でもこれを見る度に実感する
僕はここの社長で、この人達の人生を背負っているんだと
そう思えている僕は、まだまだ社長で居続けられるはずだ
「…社長、今日のご予定はですね…」
「常務との打ち合わせはいつだ?」
「え?あぁ、夕方18時からです」
「じゃあそれまで僕、何もすることないよな」
「えっ?山ほどありますが…」
ほう、ないのか
都合がいいな
1人納得してから歩みを止めた