極上☆ラブパワー



なんでそんなことしたかはわからないけど、無意識に手を伸ばしていた


「……っは、離してよ…っ」


「正直じゃねぇな。泣きそうな顔してるクセに」


「そんなこと…」


「嘘はいいから、黙って抱きしめられてろ」


あれ、なんだ素直だな


僕の腕の中で静かになる夏木さん


途端にまた、息が苦しくなった


喋り過ぎたか…


「……っは、っ…く…そっ…」


「大丈夫ですか?」


「っ、わ、るい。今、薬を……」


ポケットを探って、ため息をついた




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