総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~

俺とシュウの後ろをひょこひょことレナちゃんが付いてくる。


この顔は、さっき俺が言った”条件”が引っかかってんのかな


まぁ、今回は聞かれたところで答えられないんだけど


気が向いたらシュウが自分から話すんじゃないかな


「ルイ」


「ん?」


「さっき、ルイが言ったアレ。もう決めた?」


半分だけ開いた目を俺に向ける。


「いや、全くかな。今回はレナちゃんもいるし。それに何より、もう一個重要なことがあるしね」


「重要‥‥あぁ、あのことか」


忘れてたな


ま、お前たちにとったらどうでもいいっっていうか気に食わないことだもんな


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