総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
そう言うと、ユウコの目が大きく見開かれた。


「なんで、知って‥‥」


「俺が教えた」


「あんなとこに、レナ連れてってどうすんだよっ」


ユウコがシュウに怒鳴った。


まるで話を聞いてもらえなかった子供が親にすがるような目で。


「あんなとこなんて言うな。俺らの家だぞ」


「‥‥俺の家は‥‥ここだっ」


ピリッと張り詰めたような空気。


これ、絶対普通の兄弟げんかじゃないよね‥‥


「甘えてんなよ」


あまりのシュウの声の低さに、ユウコの肩がびくっと揺れる。


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