それだけ ~先生が好き~
明日学校に行っても、もう先生は私だけに微笑んだりしない。
それが私の・・・望みどおり。
悲しいよ。
晴香は何も知らない。
それでいい。
晴香は何も気にせず、先生を想っていいんだよ。
水滴が頬を流れては落ちる。
雨なのか涙なのかわからない。
ただ心に想うのは
やっぱり、先生だった。
・・・何でキスしたんだろ。
最初で最後なのに。
明日は笑って過ごさなきゃ。
明日から晴香を思いっきり応援する。
私はもう先生の彼女じゃない。
心の奥の底で先生を想う生徒になっただけ。