† Lの呪縛 †
数日後、ネヴィルはある部屋の前で佇んでいた。
悪魔だから別にドアから部屋に入る必要はない。
だが、人間界にいる時はなるべく人間界のルールに従う様心掛けている。
ネヴィルがドアをノックすると、「はい」と可愛らしい声が返ってきた。
ドアを開け中へ入ると、ベッドに横になっていたシャロンが驚きむくっと体を起こした。
「来てくれたの!?」
「静かにしろ。 気付かれる」
シャロンは慌てて両手で口を押さえた。
次第にシャロンの頬がキュッと上がり、目を細め笑みを零した。
「そのままでいい」
ネヴィルはベッドから出ようとするシャロンを制した。
ネヴィルはベッドの端に腰掛け、シャロンの顎下まで布団を掛けた。
「風邪を引く」
「ふふっ、ありがとう。 優しいんだね」
「…………」
ネヴィルは何も答えない。
内心戸惑っていた。
今まで優しいなどと言われたことは一度もない。
そして、自ら誰かを気遣った事もない。
自分の事なのに、ネヴィルはシャロンに接している自分自身が不思議で堪らなかった。
悪魔だから別にドアから部屋に入る必要はない。
だが、人間界にいる時はなるべく人間界のルールに従う様心掛けている。
ネヴィルがドアをノックすると、「はい」と可愛らしい声が返ってきた。
ドアを開け中へ入ると、ベッドに横になっていたシャロンが驚きむくっと体を起こした。
「来てくれたの!?」
「静かにしろ。 気付かれる」
シャロンは慌てて両手で口を押さえた。
次第にシャロンの頬がキュッと上がり、目を細め笑みを零した。
「そのままでいい」
ネヴィルはベッドから出ようとするシャロンを制した。
ネヴィルはベッドの端に腰掛け、シャロンの顎下まで布団を掛けた。
「風邪を引く」
「ふふっ、ありがとう。 優しいんだね」
「…………」
ネヴィルは何も答えない。
内心戸惑っていた。
今まで優しいなどと言われたことは一度もない。
そして、自ら誰かを気遣った事もない。
自分の事なのに、ネヴィルはシャロンに接している自分自身が不思議で堪らなかった。