青空の向こうから
幼い15歳
誰が親友かなんて分からない。親友なんて存在がいないかもしれない。
毎日適当に学校へ行って、声をかけてくれる人に挨拶して、席について、授業の準備して、とりあえず友達と話して、先生が入ってきて、静かになって。
毎日それの繰り返し。とりあえず自分の居場所だけはなくさないように、適当に過ごしてた中学3年生。
まぁ、何処にでもいるような中学3年生だった。目立つ訳でも、暗い訳でもない、中学3年生。
この時期、毎日耳に入るのは『受験』。
たいして勉強出来る方ではないから、行ければ何処でもよかった。将来、これと言ってやりたい事もないし、夢もない。強いて言えば、歌手に憧れた位で、それ以外何もなかった。
お母さんに『そろそろ自分の行きたい学校、決めた方がいいんじゃない?』なんて言われたって、『何処でもいい』って言えば怒るのは分かってるし、将来にウソついても、後で困るのは自分だし。
『わかった。考えておくよ』
これが今の自分が出せる精一杯の答えだった。
もちろん、学校にいても話す話題は高校の話。
何も考えてなかった自分は話題に入れなくて、窓際の1番後ろの席で、外をみて、ぼぅっとしているしかなかった。
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