晴れのち雨〜ANOTHER STORY〜
「痛いと思うけど、ごめん。」
丁寧に水で傷周りの砂を流した。
鞄に入っていたティッシュで水を拭いて、同じく鞄に入っていた消毒液と絆創膏を出す。
消毒するために彼女に手を伸ばすと、ビクッとされた。
「あ。ごめん。」
いつも接している女の子達と全く異なるタイプの彼女に、どう接したらいいのか困惑する。
「もしかして、俺のこと恐い?」
感じたことをそのまま彼女に訊いた。
黙ってしまった彼女。
やってしまったな、俺。
どうしようか...
「少しだけ。」
突然、彼女が口を開いた。