アオ×ソラ2~music is special!!~

あたしは思わず頷いてしまった。

 「この波が過ぎないうちに…僕はそう
  思っている。
  もちろん最後に決めるのは君たち
  だから。
  それじゃ、また。
  いい報告待ってるよ。」

 『は、はい…。』

…なんだか圧倒されてしまった。

あの雰囲気と貫禄。

てか…伊藤さんとまともに話してないや…。

 「うわー!!!!緊張したぁ!!!」

ソラ君が床に倒れこむ。

 「心臓バックバクなんだけど…。」

真瞬君がため息をついて座り込んだ。

 「…ちょ、お前らココ校長室。」

郁月君が真瞬君とソラ君を強引に立たせた。

 「…でも、どーすんだよ。
  いきなりデビューとか言われて…。
  どうすればいいんだ?」

翡波は驚きながらも興奮しているに違いない。
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