アオ×ソラ2~music is special!!~

 「わかるよ、それ。
  信じてるからこそ不安になる。」

…翡波。

 「のろけてんじゃねぇよ、馬鹿。」

ほんと明のこと大好きなんだから。

 「別にそーゆーんじゃねぇから。
  今日どーすんの?亜緒。」

 「え?」

机から顔を上げる。

 「ソラ君と二人で帰れば?」

 「…いや、でも…。」

多分…真瞬君が待ってくれてる。

 「そんなんじゃ進歩しないよ。
  自分から行くことも大切なん
  じゃない?」

そっかぁ。

…でも、いいのかな。

迷惑…じゃないかな?

 「メールしといたから。
  ソラ君に。」

翡波はそう言ってケータイを閉じる。

 「は?え?」
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