アオ×ソラ2~music is special!!~

それはあたしたちだってわかってる。

 「大丈夫、明日からまた俺の家集
  合な。」

 「OK。
  あ、そーいえばさ。」

翡波がバッグからカードのような物を取り出した。

 「全然話変わるんだけど…
  今日、変なおじさんに話しかけ
  られた。
  なんか俺の名前まで知っててさ
  ー…。
  キモくない?」

名刺だ。

名前は…伊藤恭一…。

 「え、ちょっと待てよ。
  これって…!!!!」

 「あのIKミュージックの社長じゃん!!
  どうしたんだよ、これ!!」

真瞬君がかなり激しく動揺している。

え、なに?

そんなにすごい人なの?

 「なんか、俺達のバンドのことも知ってる
  みたいだった。」

 『…スカウトじゃん。』
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