でも、振り向かないで…



プルプルプル…

発車のベルが鳴った。





お互いの電車がそれぞれ動き出した。






里中さん…。





「さようなら。」






私は目をそらした。


そう、私から目をそらしたんだ。





夕焼けが目に染みたのか、涙が止まらなかった。




反対側の電車の最後尾が見えて、里中さんを乗せた電車が目の前から消えた。






<完>




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