ナピュレの恋【完】

でも最初は寂しそうな顔をしていたなつこさんも店に来るたび笑顔が増えていた気がする。


気のせい…じゃないよな?


俺が毎回出すカクテルをいつも笑顔で飲んでいた。


そんななつこさんに俺は恋をしたんだ。


所謂(イワユル)一目惚れってやつだった。


そして、なつこさんのことを知っていくたびに俺はドンドン好きになっていたんだ。


ねぇなつこさん、気付いてくれてる?


もし俺が好きだと言ったら、なつこさんはどんな返事をくれる?


俺の…彼女になってくれる?


「待っててね、なつこさん」


俺は更にスピードを上げ走った。
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