【完】妹かコイビトか
「ちょっと…何このカレー、焦げてるんですけど。」
風呂からあがった琉依は、すぐに焦げたカレーをみつけて文句を言ってきた。(自分が料理したら焦がすくせに。)
「しょうがないだろ。オマエがメールなんて送ってくるからさぁ。」
「メール?」
「あぁ、間違いメールだよ。川崎に送ろうとしてたんだろ?
『陽菜どうしよう』って書いてあったからさ。」
俺がそう言った瞬間、琉依の顔がボッと火がついたように赤くなった。
「あああアンタ、みっみみみ見たの?」
琉依は明らかに動揺していた。