吸血鬼と歌姫と
quatre


ルキに恋の歌を披露してから何日かが経った。




いつものようにギターを抱えて歌う。



一つ一つ私の言葉が届くように


想いを込めて歌った。




隣には腕を組んだルキが立って聴いてくれた。




そして、目の前には5人のお客さん。



厳密に言えばルキのファン。



とは言え、私の歌を聴いてくれていた。
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