3組のかいくんと7組のゆいちゃん
もうここに来ることはない。


風香に会いたくなったら来てもらうんだ。


だから最後、私からあなたに話しかけてもいいですか?





「あの、海崎くんを呼んでもらってもいいですか?」





1番後ろに座ってた子にそう言うと彼がかいくんを呼んでくれる。かいくんは私を見た。


かいくんの周りにいる男の子は冷やかしてるし高瀬くんは笑顔。風香も驚いてる。


ゆっくりかいくんが私のところに来た。




「あ、えっと?何?」





「あの、これ読んでください」





かいくんの目を見て笑って言えた。


少し赤くなった頬。驚いてるけど私の手紙を取ってくれた。
< 58 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop