52歳のホワイトデー
「懲りもせず毎年こんなことやって、
見栄はって……バカですね、私」

「そんなこと…!」

「毎年、妻が用意してくれるホワイトデーの
お返し、結局もて余すんです。
………バカですよ、私は」


今が夜で良かった。
私は泣きそうになっていた。
暗いから、遠藤さんには私の表情まで見えていないだろう。
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