転校生のカノジョのヒミツ

で、祝学校デビュー!

いえい!ってこと。

おばあちゃんの権力は利用しまくって。

君とも、仲良く出来るようお世話頼んで。

もうすっごく楽しかった!最高だった。

たった10日だったけどね。



・・・好きだったの。

君の事がだよ。

おばあちゃんが良く愚痴漏らしてた。

1人で不良やってて、なのに成績よくて

何なんだよとか言ってて。

私も変なのとか思ってて。

あ、ごめんね怒ってないよ。

で・・・去年ね、学校これて

すっごく探して、んで

見つけた時、階段に君いたんだけど、

その時私踏み外して、

落ちて、死んだなって思ったんだけど、

助けてくれて、

一生分の恋かもなんて大げさに思って。

んで無理やりいろいろ。

ありがとう。ほんとに楽しかった。

そこからたまに、登校じゃないけど、学校にきてたの。

遊びにね、無理やり。

楽しそうで、自由で羨ましくて、あこがれで。

でも結構無理してて。

共感しつつ、好きになった。

・・・ごめん。

返事はいらないので。

多分、これで終わり。

これ以上話せないや。

ごめん。」

こうして、下を向いて、彼女は語りの幕を閉じる。


そして、長い一日が終わりを告げる。
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