何度キミに逢えば……。
最後の贈り物

愛生side



愛生side◆



数日後、陽太の葬式が行われた。



あたしたちは今お墓に来ていた。


やっぱり何度写真を見てもメールを見直してもキミはいないんだ。


それを毎回再確認しては一人で泣いてた。


お墓の前で立ち止まっていると輝サンに声をかけられた。


「陽太の部屋にあった愛生宛の手紙。中身は読んでないから安心して!」


輝サンはいつも通り元気だけどホントは影で泣いたんだろうな。


少し目が腫れてるから。


『今読んでも良いですか?』


「もちろん♪」


封筒から出した。


《愛生へ
これを読んでるってことは俺はお前の隣にはいないんだな。
こんな手紙書くつもりなかったし一生渡す気もなかった。
だって一生愛生の隣にいたいから。


お前を一人にして逝くわけにはいかないからな!まず始めに約束破って悪い。
本当は愛生とは付き合いたくなかった。
俺はいつ死んでもおかしくない。
俺が死んで一番悲しむのはお前だから。
置いていかれるのは悲しいって分かってるから……。》




< 316 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop