heart and cold~私には貴方だけ~【完】




「フッ」



微かに笑った声がした。



近すぎて顔を見ることができないけど、ニヤケてるのは確実。


「やむおえずよっ!」



「なにが―?」



墓穴掘った。



「なんでもないっ!」



言い合いをしながらもスタスタと歩を進めていくはるき君。



階段も軽々進む。



細い腕のどこにそんな力があるのかな?



あまり重くないだろうけど。



ちゃんとカロリー制限してるし。





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