heart and cold~私には貴方だけ~【完】
「で、今日はどうしました?風邪治ったんですね」
とにかく、はるき君が下りてこないうちに帰ってもらわないと……
「うん。治ったから、お見舞いに来たんだ。デートの予定だったわけだし、それも兼ねて。」
「そうだったんですか」
「でも、夏目さんも治ってたから、意味なかったね」
ふわっと笑う。
…上村君…優しいんだね…
なのに、彼氏でもない奴があたしの家にいるなんて…
本当に申し訳ないな…
あたしがはるき君に弱いところ見せちゃったばっかりに!
「上がっていってください。お茶くらいなら出せますから。」
自然と口から出た。