heart and cold~私には貴方だけ~【完】





リビングから出ると、はるき君が階段に座っていた。



「何してるの…?」



小声で話す



「別に。」



こっちも向かずに。



「部屋から出ないでって言ったでしょ?」



「俺は“邪魔しない”って言った。」



「邪魔してる。」



「違う。トイレに行こうとしたの。」



マジか…



怒っちゃったよ…



「ごめん…」



「いーよ、別に」



「うん。………トイレは、廊下をまっすぐ行って突き当たりの左ね。」



「分かった。」



コクンと頷く。



「じゃあね。くれぐれも静かに。」



唇に人差し指を当てて念を押した。






< 148 / 346 >

この作品をシェア

pagetop