heart and cold~私には貴方だけ~【完】





辛くて、公園の中に逃げ込むように入る。



ぐちゃぐちゃになった感情が体を駆けめぐって



早く出してと言ってる。



ザァ…と突然風が吹いた。



少しぼやけた視界の中



白に近い桃色の粉雪が、天へ舞っていく。



頬に一筋の雫が伝った。



開けた視界に真っ青な空。



優しくて、ホッとした…



はるき君みたい…。





< 289 / 346 >

この作品をシェア

pagetop