heart and cold~私には貴方だけ~【完】






……────



「まったくも~!!」



その日のうちに、長野さんと話をしたんだけど…



「良かった、夏目がちゃんと話してくれて。もう嫌われたかと…」



「嫌いになんかならないよ。」



本当に大丈夫だった。



春樹君の言うとおり。



「あれ?なんか話し方が砕けた?」



気にしていてくれた長野さんが嬉しい。



「そうかな?」



「うん!やっぱりそうだよ!」



とても嬉しそうに笑う長野さん。



「あのさ、夏目」



不意に真剣な長野さんの声が聞こえた。





< 338 / 346 >

この作品をシェア

pagetop