heart and cold~私には貴方だけ~【完】
それでも震えそうな声を押し殺して、にこやかに平静を装って聞いた。
「そうだよ?」
キョトンとした表情の目は笑ってなくて、怖い。
「いつから…?」
「3ヶ月くらい前から」
「結構長いんだね。教えてよー」
無理にあたしは微笑んだ。
…のに、さくらは冷たくあたしを見てる。
「嫌よ。」
え?
思わず、無理に笑っていた顔の筋肉が一気に重力に負けた。
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