heart and cold~私には貴方だけ~【完】
彼女の目は冷たい。
あたしからどんどん体温を奪っていくみたいで…
体が震えて…
「じゃあ…さくらは…あたしのことっ…………」
嫌いだったの?
声に出せない。怖い。
認められてしまったらもう…
「なに?嫌いだったのって?」
はぁ…とため息をついて
「今までの話聞いててわかんないの?学年トップが笑わせるわね。」
見下す口調、冷たい視線、発する言葉すべてが━━━━━
「あんたなんか最初っから嫌いだったわよ。」
━━━━あたしを拒絶する