heart and cold~私には貴方だけ~【完】




彼女の目は冷たい。



あたしからどんどん体温を奪っていくみたいで…



体が震えて…



「じゃあ…さくらは…あたしのことっ…………」



嫌いだったの?



声に出せない。怖い。



認められてしまったらもう…



「なに?嫌いだったのって?」



はぁ…とため息をついて



「今までの話聞いててわかんないの?学年トップが笑わせるわね。」



見下す口調、冷たい視線、発する言葉すべてが━━━━━



「あんたなんか最初っから嫌いだったわよ。」



━━━━あたしを拒絶する





< 37 / 346 >

この作品をシェア

pagetop