heart and cold~私には貴方だけ~【完】
家から学校まで徒歩10分。
送ってもらう必要が全くないんだけど…
仕方ない。
巻き込んだのはあたしだし…
まさかとは思うけど、あの感じ…
まぁ、無いか。
そこまで恋心は簡単じゃないよ。
うんうん。
「なんというか、ありがとうございます。」
学校を出ても黙っているからあたしから話しかける。
「いや…なんか意外だな。夏目さんが泣きそうな顔してるなんて。」