勇者34歳
レグナくんとナターシャさんに
ライアスを紹介する。

「…。」

二人とも黙りこんだまま、ライアスを睨むだけだった。
ナターシャさんは無言でイルルを抱え込む。

おそらく、この二人の態度が
世間一般に対する魔族への態度なんだろう。
ライアスはレグナくんとナターシャさんの
発する刺々しい空気に気づかず、話し始めた。

「七罪の怠惰に対して警戒心をもつのは、別にいいけど、あんたらの勇者も七罪の傲慢の力を手に入れているんだが…。」

レグナくんが、すっと俺から距離を取る。
うわ、すげー傷つく。

「…ということは、七罪は、倒せば感染するもの…ですね。」

「感染って、おま、病気じゃねーよ多分。」

ライアスが何気なく訂正する。

レグナくんは、多分、憎しみ、恨み、といったあらゆる負の感情を込めた視線でライアスを睨む。

「やっちまったもんは仕方ねぇってことで…。」

俺が言うならまだわかるが
通りすがりのお前が言うなよ…。

「ゴタクは置いといて、俺は怠惰のライアスだ。面倒は嫌いだ。話し合いの余地があるなら話し合いで解決したい超平和的な魔族だ。」

どんな魔族だよ。
魔族がどんなものかは詳しく知らない。
ただ、ライアスには今は敵対の意志がないようだ。
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