愛しい人へ【短編】
いつもは5分前には来てくれる緑。




渋滞してるのかな?




まだ、遊んでたり!?





なんて考えに対抗して頭に過ぎる文字―――









―――――――事故。











なんてないよね???










一応教えてくれた緑のお母さんの携帯に電話をかけた。










『プルルル プルルル プルルル』







出ない。ますます不安になる私。






コールをし続ける。





『プルルル プルルル プルルル プルルル ガチャ』







繋がった…。






『もしもし?』




知らない人が出た。




間違えたはずはないのに話したことのない人の声が聞こえる。





「えっと………」




慌ててる。
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