Shine*テニス部のあなたに恋をした

そんなことを思っていると、テニス部のキャプテンが、

「×月××日に○○のテニスコートで試合をするので、来れる人はぜひ試合を見に来てください」

そう言ってからあたしの前に座っている眞希があたしのほうをむいてニヤッと笑った。

もしかして…、いや、もしかしなくても。

眞希の考えてることが分かってしまった。


――――。

選手激励会が終わり、教室に着いてから真っ先に眞希があたしに近づいてきた。

「××日に○○のテニスコート、行くよね?」

“行かないとは言わせない”と目で圧力をかけてきた眞希に押されて、つい。

「い、行きます…」

と、言ってしまった。

眞希が満足気に笑ったのは言うまでもない。

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