奏でる場所~SecretMelody~
「なぁなぁ!!」



学校も無事終わり、放課後。



奏、宙、拓斗、颯は俺のためにわざわざ集まってくれた。



今から遊びまくるぞーー!!との事。



「ん?どした、陽輝。」



「俺、行きたい所あるんやけど!」



「行きたいところ?」



皆、覚えてるんやろか?



約束を。



「うん!!いこっっ」



「え?ハルくん、どこに行く気?」



「ついたら、わかるって!!」



そこから5分ほど。



俺のいない学校生活の話をきかせてくれたり



皆の恥ずかしい話とか



ふざけた話など



沢山の話を聞かせてくれた。



そして、俺の行きたかった目的地に着く。



「つーいたっ♪」



「ここって…」



「普通に…」



「ゲーセン…」



「だよな?」



おおっ!!



皆、ナイスコンビネーション♪



いやー。さすが、俺の親友達や!



「そやでー!!皆、覚えてる?遊園地の日の約束っ」



「約束…?」



そこで、拓斗がハッとした表情をし、笑顔になった。



「そーいや、したなぁー!皆で、プリクラ撮りに行こうって。」



そう、プリクラ!



別に普通の写真でもいいんやけどな。



俺、病院におる時、ずーっと思っててん。



皆との写真とか撮っとけばよかったって。



「あ!奏も思いだしたぞ!」



「撮ろうよ!あたし達の“絆”、沢山残そ!!」



「おう!!」







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