奏でる場所~SecretMelody~
ガポーン…




「陽輝ー♪背中洗ってー!」




「はいはい。」




これ、最近の日常。




颯がやたら絡んでくる。




「あー陽輝のすっごい気持ちいいー★」




「ハハッ!颯、おっさんじゃん笑」




「ほんまにやで。」




拓斗は1人で頭を洗っている。




…ってあたりまえか。




背中を流し終わると颯が話し出す。




「てかさー、陽輝ってすげーよな。」





「なにが?」




いきなりどうしたんや?颯。





「だって、女子にモテるとさ、嫉妬されてどうしても一部の男子に嫌われるじゃん?



陽輝には、それがねぇなーって。」




…?普通やろ。




ってか、颯とか拓斗は嫌われてたん?





「あー、俺もそれ思う。




陽輝、性格いいからじゃねー?なんでも出来るし。



俺もさーこの前、お前のせいで彼女に振られたとか、わけのわからないこと言われたしw」





「え?俺もそんなん言われた事あるで?まぁ、その後ごめんって謝られたけど。」




よーある話じゃないん?




勘違いで後で謝られるみたいな?




「それが特別なんだって!普通、謝ってくれねーもんw」




え?それひどない?




勝手に勘違いしといて、自分関係ないのに怒られっぱなし?




最低やん!




「はぁ。モテるのも辛いよw



って別にモテたくない訳じゃないけどさ。」




なんやそれ笑




てか、この話オチがないやんw




いつまで続くんや…?





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