愛、SOUL


「でも結局、デートの行き先は
 あたしん家だったでしょ?
 だから言うの忘れてたよー!」




「おっお母さんに俺のこと
 話したの?!!」



「えっうん。」





「な、なんて言ってた??」




「いや、京香にもやっと彼氏
 できたんだねー、って…。」





「反対…とか…。」




「してないしてない!」







言ったとたん、

強ばった直人の顔は

ほっとした。



「あたしの初めての彼氏だし、
 お母さんが見たいって。
 でも、今日は帰ってこれない
 から、また今度だね。」



「お父さん…は?」






< 180 / 350 >

この作品をシェア

pagetop