愛、SOUL
「まぁ、君が気にすること
じゃないよ。じゃあね。」
そう言って安藤良平は
去っていった。
つらい過去。
言えない過去。
性格をつくっている理由。
重い、理由。
田崎直人は、
いったいどんな人生を
送ってきたの…?
冷たい目をしていたのは、
いままでの人生のせい…?
消えたと思った悩みは、
もっと深くなってあたしに残った。
放課後―――。
「さーて京香!
今日は駅前のカフェでも
行っちゃいますか!」