愛、SOUL

夜遅いからと

ためらったが、

篠原ちゃんに

電話した。





10回目のコール

で電話に出た。




『…もしもし。』




「もしもし、
 篠原ちゃん?
 寝てた?」




『ううん。さっき
 バンドの練習から…
 あれ。おかしいな。
 さっき帰ってきた
 ばっかりだと
 思ったのに…。

 もう1時間
 たってたみたい。』




「……ッ」





直人、やっぱり

お前がいなくちゃ

彼女はムリだよ。




…やっぱり、

俺が守ろう。






< 281 / 350 >

この作品をシェア

pagetop