イジワルな悪魔
翌日
あたしが教室で亜柚と話していると
冬夜と知らない男の子があたしたちの所にやって来た。
その男の子は、ゆるくパーマがかかった茶髪をキレイにセットしていて
冬夜とは違う格好良さがある。
「こいつ、俺の友達の修二」
「桐谷 修二です。2人ともよろしくな」
そう言って、桐谷くんは爽やかな笑顔を見せた。
「よろしくね、桐谷くん」
「ははっ、よろしく!修二でいいよ」
「うん、分かった!じゃあ修二くん」
「おう!」