HIKARI

空き教室だけど
机と椅子は、揃っている教室。

俺とリアは真ん中らへんの席に座った。


「なぁ。リア」

「は、はい…?」

「同い年なんだし、敬語やめね?」

「は、…。うん。」

「あと、一つ」

「なに?」

「俺の名前知ってる?」

「し、知らない…。」


やべー。
やっぱりこいつ面白い。

ここらへんの奴らは
俺やキョウヘイ、リクの事
知らない奴らなんていない。

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